2012年01月15日

お食い初め(vol.230)

生まれて100日目にお食い初めという儀式が行われる。これは、その子が一生食べるのに困らないようにという、親の願いをこめたもの。

さて、前号にでてきた義叔父から聞いた話―。
私のお食い初めには、大崩海岸の黒鯛が用いられた。これは、祖母にお食い初め用に釣ってきてと頼まれたものだそうで、だから「克典は魚釣りが好きになったんだ」と祖母や義叔父に言われたものだ。

釣好きとなっため、少年時代に義叔父に安倍川へ鮎釣りに連れて行ってもらい、安倍七騎を知ったということになる。であるから、私がお食い初めで黒鯛を食さなければ、小説『安倍七騎』は生まれなかったということか。

今日、娘のお食い初めを行った。
それに用いたのは、女の子らしく(?!)赤い鯛とした。

お食い初め(vol.230)
映画『武士の家計簿』のセリフ 「鯛じゃ、鯛じゃ‥」
同映画では、家計が苦しく鯛が買えなかったため、紙に鯛の絵を描いて上のセリフを連呼していた。
―当時、これだけの鯛を調達できたのであれば、娘はお姫様並みだよね。―と妻との会話。

お食い初め(vol.230)
記念にとったのは―、

お食い初め(vol.230)
娘の足がた




Posted by 安倍七騎 at 21:45│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
お食い初め(vol.230)
    コメント(0)