2008年05月31日

あれぇっ、(vol.46)

この虫は、カゲロウですかなぁ……(「画像1」)。
先日、こんな羽虫が我家の雨どいにとまっていました。この羽虫を見ていると、私の思いは釣具に馳せてしまいます。

というのも――、清流の水面を、ふわふわと舞う羽虫を、ハヤなどがジャンプして食べるのです。その昔、この光景を目にした人の頭に閃いたのでしょう。
「羽虫に似せた釣鈎(つりばり)を作れば……」と――。

それがこれです(「画像2」)。「画像2」は、カゲロウ鈎ならぬ、蚊鈎(もしくは、毛鈎)といわれるものです。

これなどは、実に面白いことを考えたと思います。

ほか、先人は、魚の目に見えにくい釣り糸をつくりました。いわゆるテグスといわれるもので、蚕グス(テングス)が転訛したものです。これは、拙著『安倍七騎』のp90(「八章 きつね」)で、さりげなく記しました。



 画像1 : カゲロウ?!



 画像2 : 横一列に並ぶ蚊鈎。鈎に毛や糸を巻いてつくったから毛鈎ともいう。




  


Posted by 安倍七騎 at 01:06Comments(0)徒然

2008年05月27日

その後の榊のこと――など(vol.45)

Vol.35で、神棚にお供えする榊(さかき)の新芽、若葉が出たと画像を載せましたが、今度は花が開きました。この後、榊は古い葉をぱらぱらと落とし、若葉にバトンタッチします。

ちなみに、神棚には中央と左右にそれぞれの神様をおまつりしますが、中央には天照大神(あまてらすおおみかみ)様右に氏神様左に信仰する神様をおまつりするそうです。

――ご先祖様が心配するので、――仏様にはお願い事をしてはいけないけれど、神様にはお願い事をしてよいといわれます。

けれど、私は、神棚に向かってお願い事はしていません。ただ、「はい、どうぞ」と、新芽や若葉、お花をつけた榊を気持ちよくお供えすることだけを心掛けます。そうすれば、神様も喜んでくれると思うからです。神様も、人間を含めた生き物と同じで、プラスの思いや念には、プラスの思いや念で応えてくれるのではないでしょうか。

神頼みしないということは、私の「マイペース、マイペース――。なるようになるさ」的なところが、そうさせているのかもしれません。
なにせ、私はB型の両親から生まれた生粋のB型ですから。



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榊のつぼみは、白い鈴のよう



花は、真っ白な星形をしています。



ご覧のとおり、たくさん花が咲きました。
若葉(右下)も、だいぶ大きくなりました。




  


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2008年05月23日

玉露茶から朝比奈氏に思いを馳せれば――(vol.44)

私の住む焼津市に隣接する岡部町は、福岡県の八女(やめ)、京都府の宇治に並び、玉露茶の一大産地です。

その歴史を辿ると、室町時代までさかのぼり、お茶の栽培技術だけに留まらず、手揉み製茶の技術も代々受け継がれています。こうした技術は、全国品評会でも高く、農林水産大臣賞・産地賞を受賞しています。

その象徴的な施設として、「玉露の里」(岡部町新舟)があります。「玉露の里」では、瓢月亭と呼ばれる建物の茶室で、玉露茶や抹茶などを飲むことが出来ます(喫茶は500円~)。

5月18日(日)、「玉露の里」(岡部町)へ行ってきました。「玉露の里」は、近場における大好きな観光スポットのひとつで、私は度々出かけます。

長屋門をくぐるとその先に小さな瓢箪池。それをやりすごして飛び石をたどると、瓢月亭の玄関に導かれます。その茶席に腰をすえると、前面に緑水を湛えた大池があり、その先には、朝比奈川の清流が流れ、川向こうには、緑ゆたかな小山がつらなっています。

この小山の一角は、拙著『安倍七騎』にも登場する、今川・武田に仕えた朝比奈氏の居城跡であります。400年以上も前、朝比奈氏も目の前にひろがる風光を眺めつつ、「はぁ~っ……」と一杯喫したのだろうか――と、つと古きを訪ねてしまいます。

「朝比奈氏」「古きを訪ね」といえば37年前のこと――。
私が幼稚園児だったころ、年長組の朝比奈君という子に、大事にしていた“軍隊バッチ”(日本軍の階級を示すバッチ。こんな具合に星が、[‐☆‐☆‐☆‐] と、ついていたヤツ)を略奪されたため、朝比奈君には畏怖心を抱きました。戦国時代の農民のように。



      ↓ 玉露の里の画像です。好きな画像をクリックしてくださいネ!


丁度この日はお茶祭りの日。色々なイベントが行われていました。



お茶祭りイベント1 / 玉露茶葉天ぷらの無料サービス



お茶祭りイベント2 / 玉露茶摘み体験



お茶祭りイベント3 / 紙漉き体験



お茶祭りイベント4 / ジャンケンで勝ったら……



お茶祭りイベント4 / 新茶の無料つかみ取り。


   ほか、物産市の露店が沿道に出て賑わいをみせました。


「玉露の里」 票月亭



票月亭と池



茶室にて 1



茶室にて 2



茶室にて 3


「玉露の里」 庭園



菖蒲 1



菖蒲 2



青楓と鯉
「エサをおくれよ~」



野菊



あざみ



この花には……




蜂がやってくる。
「この蜜、おいしいなぁ~」









  


Posted by 安倍七騎 at 22:19Comments(0)徒然

2008年05月19日

♪ 薔薇が咲いた…(vol.43)

晩春から初夏にかけては、いろいろな花が咲きます。藤にはじまりアマリリスにシャガ、そして、薔薇の花も満開です。

静岡県は、全国における薔薇の生産のうち、10パーセントを占めるそうですが、その主要産地のひとつである島田市には、「ばらの丘公園」があります。

5月17日(土)、天気は快晴――。

この日、「ばらの丘公園」でフェスティバルがありました。

フェスティバルでは、島田市立大津小学校の児童が、畳9畳分の紙に、バラのじゅうたんをつくるなどのイベントが行われました。

燦燦と降り注ぐ太陽の下、約300種9000株ものバラの花が、色とりどりに咲いていました。

そういえば、私が物心ついたころ、レコードプレーヤーの前に正座して歌った歌が、千昌夫さんの『星影のワルツ』と、マイク真木さんの『薔薇が咲いた』でした。

 ♪ 薔薇が咲いた 薔薇が咲いた 真っ赤な薔薇が……

と、今でもときどき歌います。



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 園内の様子



 園内上部から見たところ



 密なる花びらの「バリエガーダ・ディ・ボローニア」(イタリア)



 オレンジの大輪「近衛」(日本)



 灼きつく赤の「ファラオン」(フランス)



 陽に向かってすくっと伸びる「パステル・モーブ」(日本)



 その名も「花嫁」(日本)


「ばらの丘公園」向かいにある「ばらの館」には、ばらのソフトクリームをはじめとした、ご当地限定ソフトクリームを売っており、この日、長蛇の列ができていました。

この時期、みなさんも是非お出かけください!!
  


Posted by 安倍七騎 at 21:02Comments(2)催事

2008年05月15日

SLでの小旅行(vol.42)

5月5日(月)、この日は大井川鉄道のSLに乗車し、千頭へ行ってきました。金谷駅10時02分発千頭行きは、「SL南アルプス号」でした(ほか、「SLかわね路号」もあります)。

最近、東海道本線の普通列車では四人掛けの升席の客車がなくなりましたが、私が乗った「SL南アルプス号」の車両は升席でした。この車両の窓枠下には蓋付きの灰皿があり(――もちろん禁煙ですが――)、さらに、椅子や壁、床などは木製でとても風情がありました。また、走行中に車掌さんがやって来て、ハーモニカ演奏のサービスがありました。

この2日前の5月3日、テレビで大井川鉄道をとりあげた番組があったので、予備知識としていくらかの情報を持っていましたが(千頭駅に国指定有形文化財の手動式ターンテーブルがある・家山にお茶粉をいれた美味しいたい焼き屋さんがあるなど……)、この小旅行には、『来てGO!大鉄 ~大井川鉄道各駅停車ぶらり旅~』(佐野正佳著・静岡新聞社)という本を持参しました。この本は、単なる名所案内だけにとどまらない、なかなか面白い書きぶりのものでした(p69の、塩郷(しおごう)の吊り橋を渡る時の著者の心境など……)。

さて、11時25分、千頭駅に到着。ちょうど昼食どきだったので、『来てGO!~』お勧めのお蕎麦屋さん「丹味(たんみ)」にて、「天ぶっかけ」を肴に冷酒で一杯。ここは、駅舎を出て左斜め前にあるお店です。 

食後は、近くにある「音戯(おとぎ)の郷(さと)」へ行きました。
ここには世界最大級のオルゴールがあります。そのオルゴールのメロディーを聞いたり、「森のごあいさつ」に耳を傾けたり(入館時に貸し出される聴診器を、指定箇所にあてると、野鳥のさえずりや川のせせらぎ、それから、地元の祭囃子などが聞けるといったもの)など、大人も楽しく遊べる施設でした。

この日は立夏でもあり、新緑のなかを軽快に駆け抜けるSL旅行を期待したところですが、戯雨が煙る山里に重厚なSLの汽笛が響く情景もなかなか一興でした。



      ↓ 小旅行の気分が味わえる画像配列にしてみました。画像をクリックしてくださいネ!




 金谷駅にて : これから、3号車に乗り込みます。



 車両内部の様子 その1



 車両内部の様子 その2 : 木製の座席に木製の窓枠。窓枠の金属製のツマミにもぬくもりを感じました。



 車両内部の様子 その3 : ま~るい電気と扇風機



 千頭駅到着



 SLは、到着後も勢いよく蒸気を噴き出します。



 千頭駅にて



 5月3日の、SLを取り上げたテレビ番組では、「機関室の温度は50度にも達する」と言っていました。



 千頭駅の様子 その1 : 構内には普段見慣れない電車や車両があります。“屋根のない電車博物館”のようでした。



 千頭駅の様子 その2 : 目の前を駆け抜ける小型の電車



 千頭駅の様子 その3 : 日本で唯一現存する手動式ターンテーブル(転車台)。案内板には“イギリス式”と書いてありました。



 千頭駅駅舎に隣接し、SLグッズの展示場があります。高倉健さん主演映画「鉄道員(ぽっぽや)」を思い出しました。



 昔の時刻表も展示してあります。



 このプレートは、壁に掛ってました。



 このプレートもいいですね。



 「音戯の郷」の外観 : 雨の日は、このような施設が駅近くにあると助かりますね。



 「音戯の郷」内部 : 見上げると、窓際にオルガンのパイプが見えます。



 千頭駅の脇を流れる大井川の様子



 「出発、進行~っ!」 



 山河に汽笛をこだまさせると、SLは力強く千頭駅を出発しました。



余話――。

かつて、千頭に土岐氏がいました。
先日、『安倍七騎』の感想を手紙にしたためて送ってくださった方がいましたが、この方によると、千頭の土岐氏が安倍七騎の一であるとする説もあるそうです。


            * * *  追    記  * * *

SLは、全席座席指定です。インターネットで座席の予約ができます。
  


Posted by 安倍七騎 at 01:37Comments(0)徒然

2008年05月11日

その後の「坂本姫の顔洗い場」(vol.41)

vol.40では、葵区栃沢の「新茶を楽しむ会」参加について記しましたが、その帰りに、「坂本姫の顔洗い場」(葵区坂本)へ立ち寄りました。


拙著『安倍七騎』では、武田方の城である筒野城(城主・高瀧将監(たかだき・しょうげん) /葵区津渡野)が徳川軍によって攻め落とされ、城のお姫様が坂本に落ち延びてきたという伝説をもとに、「1章 安倍 筒野城」「3章 坂本姫」を書きました。そして、そのお姫様が顔を洗ったという言い伝えのある場所を、『安倍七騎』の巻頭にカラー写真で掲載しました。それが、下の画像ですが、ご覧のとおり、鬱そうとした雑木林のなかにありました。



(↑ 画像をクリックしてください)

この写真に添えたコメントは――、

 「坂本姫の顔洗い場」に立つ宮本金六さん。ここへの道は絶え、水も涸れていた。(静岡市葵区坂本字一色)

でした。宮本金六さんは、私を「坂本姫の顔洗い場」に案内してくださった方です。

また、ご覧のとおり(これも、画像をクリックしてください)、



私が取材で行った時には、まったく道はありませんでした(画像中、宮本金六さんの後姿が見えます)。

今年の1月29日、静岡市立藁科図書館主催で、「 郷土藁科が育んだもの ―― 小説『安倍七騎』を書き終えて ―― 」と題した2時間の講座を受け持ちました。この講座で、私は「坂本姫の顔洗い場」について触れました。

受講者に山田さんと云う方(葵区坂本)がおられ、この方が集落の方々に呼びかけ、「坂本姫の顔洗い場」へ行くための案内板や、歩道の整備、さらにはをたててくれました。

今度、この作業に携わってくださった方々にお会いし、直にお礼を申し上げたいと思います。

宮本金六さんは昨年7月に亡くなられましたが、私達への置き土産に「坂本姫の顔洗い場」を教えてくださいました。たまたま私が拙著でこの場所を紹介することになったわけですが、こうして郷土の歴史が埋もれないようにという機運が地元で強まり、かつ、行動を起してくださり、あらためて“書いてよかった!!”という実感が湧きました。

皆さんも是非お出かけください。


     ↓  画像をクリックしてくださいネ!



 入口の案内板と整備された歩道
 


 カーブもこのとおり。



 整備された歩道
 かなり急な坂です。



 「坂本姫の顔洗い場」の碑(手前)
 入口にあった案内板から5分ほどで到着。少しですが水がありました。



 はじめて知りましたが、顔洗い場のほか、「坂本姫の腰掛け石」もあったそうです。



 「坂本姫の顔洗い場」案内板の附近から、坂本の集落方面を望む。
 案内板は農道の脇にあり、そこまでは自動車で行けます。自動車1台が通過できる程度の道幅ですが、さらに農道を登っていくと、自動車が駐車できるほどの広い場所もあります。

  


Posted by 安倍七騎 at 10:46Comments(2)徒然

2008年05月07日

栃沢 「新茶を楽しむ会」へ行ってきました(vol.40)

5月3日(土)、奥藁科の栃沢で、「新茶を楽しむ会」(主催 / 山水園 内野清巳さん)が行われました。

この日、雨が予想されましたが、爽やかな初夏を思わせるほどの好天となりました。

11時からのお茶会席に参加したあと、おにぎりや山菜の入ったお味噌汁、お漬物などをふるまっていただき、お腹までも満たすことができました。

お茶も食事もとってもおいしかったです。あと、新茶茶漬けの席もあったのですが、あいにくタイミングが合わず、こちらは来年のお楽しみ( ―― また来年もやっていただけるのであれば ―― )とします。

さらに、
「食後の腹ごなしは?」というと――、
お茶摘みができたり、また、周辺散策ができるように、裏山の小道に案内板を設けてくれてあったりなどなど、至れり尽くせりのおもてなしでした。

このようなおもてなしに、いつも感謝の気持でいっぱいです。



     ↓  見たい画像をクリックしてくださいネ!




 お茶会の模様



 栃沢の点景 その1



 栃沢の点景 その2



 栃沢の点景 その3



 栃沢の点景 その4


             * * *    追   記    * * *

☆ 今回は、静岡大学の小二田先生ほか皆さんと行ってまいりました。小二田先生のブログ「山・茶・畑~連休終盤。」にも、このお茶会の様子が記されています(当ホームページのリンク集からもアクセスできます)。とっても美しい画像が掲載されています。是非ご覧ください。
 

☆ 美味しいお茶のご用命、お茶会参加のお問合せは――

  《 山 水 園 》

【電話】 054(291)2219番   【ファックス】  054(291)2220番
  


Posted by 安倍七騎 at 01:48Comments(4)催事

2008年05月03日

「つたの細道公園みどり祭り」へ行ってきました(vol.39)

桜がおわり、躑躅(つつじ)やアマリリスなどが咲き誇って、春本番となりました。

この頃は、軽装で里山の散策ができる季節となり、どことなくウキウキとしてまいります。こんな麗らかな時候ですから、各地で楽しいイベントが行われています。

4月27日(日)、岡部町で「つたの細道公園みどりまつり」(主催/横添ふるさと会)が開かれました。

開催場所の「つたの細道公園」は木和田川沿いで、芝生、木橋、石垣の堰堤(兜堤)など景観が整えられ、かつ沢遊びができるなど親水性も高く、村おこし会場としてはなかなかよいところだと思いました。

この日、地元の方々による新茶手揉み体験会新茶の無料のサービスがあったほか、山賊汁などが振舞われました。山賊汁には、地元で採れた筍をはじめとした野菜、それから、猪肉が入っていました。

余話――。
山賊というと、いわゆる悪党、強盗、野伏(のぶせり)のたぐいを連想しますが、必ずしもそうでないようで、ごく普通の名主や土豪だった場合が多いようです。木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)の家来となった蜂須賀小六なども山賊のイメージがありますが、この人物もその例にもれなかったようです。

拙著『安倍七騎』にも、安倍七騎の一にかぞえられる末高半左衛門という村岡村名主が登場します(p6~)。4月6日、「“安倍七騎とその風景”探訪ツアー」でもその邸があったスエタカ(葵区平野字トイグチ)を訪れたところですが、私はこの人物を山賊の棟梁として描きました。

スエタカからは、屹立(きつりつ)する真富士山などの山塊が見ることができます。この山塊は、北は山梨県にのび、南は賤機山まで続いています。この南北にのびる尾根筋には道がつき、今はハイキングコースとなっていますが、中世のころは、この道を伝って間者(忍者)などの「分けあり者」が往来したと考えられます。

そういった人物から、「おい、通してやるから駄賃をよこせ。なに、ほんの気持でいいのさ」などと、半左衛門の家来百姓(けらいびゃくしょう)らが金銭を徴収していたと考えられます。

閑話休題――。
つたの細道は、在原業平(ありわらのなりひら)の峠越えで有名ですが、ここを訪れて、彼が作った歌を思い出しました。

唐衣(らころも)  着()つつなれにし

      ましあれば  るばる来ぬる  旅(び)をしぞ思ふ

これはちょっとシャレた歌でして、上記の歌の各節のあたまの文字をつなげると「か・き・つ・は・た(かきつばた)」となるわけです。

その歌意は、

―― 着なれた唐衣のように馴れ親しんだ我が妻を都に置いてきたので、この美しい花(かきつばた)を見ると、妻を思い出す。はるばる来た遠い旅路を、しみじみと感じることだ ――

ということで、歌中の「なれにし」とは、 衣に対して 「着なれた」ということを、また、妻に対しては、 「馴れ親しんだ」 をかけ、「つま」は、 「衣の端(褄:つま)」と「妻」をかけたという解釈です。

さて、今年の「つたの細道公園みどりまつり」は終わりましたが、ゴールデンウイークの後半に、「つたの細道公園」へお弁当を持ってお出かけになったらいかがでしょうか。お気に入りの観光スポットになるかもしれません。


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 この日は、お弁当や柏餅なども売っていました。



 芝生の上で寛ぐ人々。画面右側に木和田川が流れています。



 新緑のなかを流れる木和田川



 お茶の葉も輝いていました。
                          

                   * * *  追   記  * * *

「つたの細道公園」へのルートですが、国道1号線宇津谷峠トンネル西側にある「道の駅」の駐車場から、「つたの細道公園」へ通じる道があります。公園手前には、駐車場もあります。ただし、この公園には飲料水などの自動販売機がありませんので、「道の駅」などで事前に仕入れた方がよいと思います。
  


Posted by 安倍七騎 at 00:21Comments(0)催事