2008年05月23日

玉露茶から朝比奈氏に思いを馳せれば――(vol.44)

私の住む焼津市に隣接する岡部町は、福岡県の八女(やめ)、京都府の宇治に並び、玉露茶の一大産地です。

その歴史を辿ると、室町時代までさかのぼり、お茶の栽培技術だけに留まらず、手揉み製茶の技術も代々受け継がれています。こうした技術は、全国品評会でも高く、農林水産大臣賞・産地賞を受賞しています。

その象徴的な施設として、「玉露の里」(岡部町新舟)があります。「玉露の里」では、瓢月亭と呼ばれる建物の茶室で、玉露茶や抹茶などを飲むことが出来ます(喫茶は500円~)。

5月18日(日)、「玉露の里」(岡部町)へ行ってきました。「玉露の里」は、近場における大好きな観光スポットのひとつで、私は度々出かけます。

長屋門をくぐるとその先に小さな瓢箪池。それをやりすごして飛び石をたどると、瓢月亭の玄関に導かれます。その茶席に腰をすえると、前面に緑水を湛えた大池があり、その先には、朝比奈川の清流が流れ、川向こうには、緑ゆたかな小山がつらなっています。

この小山の一角は、拙著『安倍七騎』にも登場する、今川・武田に仕えた朝比奈氏の居城跡であります。400年以上も前、朝比奈氏も目の前にひろがる風光を眺めつつ、「はぁ~っ……」と一杯喫したのだろうか――と、つと古きを訪ねてしまいます。

「朝比奈氏」「古きを訪ね」といえば37年前のこと――。
私が幼稚園児だったころ、年長組の朝比奈君という子に、大事にしていた“軍隊バッチ”(日本軍の階級を示すバッチ。こんな具合に星が、[‐☆‐☆‐☆‐] と、ついていたヤツ)を略奪されたため、朝比奈君には畏怖心を抱きました。戦国時代の農民のように。



      ↓ 玉露の里の画像です。好きな画像をクリックしてくださいネ!


丁度この日はお茶祭りの日。色々なイベントが行われていました。



お茶祭りイベント1 / 玉露茶葉天ぷらの無料サービス



お茶祭りイベント2 / 玉露茶摘み体験



お茶祭りイベント3 / 紙漉き体験



お茶祭りイベント4 / ジャンケンで勝ったら……



お茶祭りイベント4 / 新茶の無料つかみ取り。


   ほか、物産市の露店が沿道に出て賑わいをみせました。


「玉露の里」 票月亭



票月亭と池



茶室にて 1



茶室にて 2



茶室にて 3


「玉露の里」 庭園



菖蒲 1



菖蒲 2



青楓と鯉
「エサをおくれよ~」



野菊



あざみ



この花には……




蜂がやってくる。
「この蜜、おいしいなぁ~」









  


Posted by 安倍七騎 at 22:19Comments(0)徒然