2010年03月26日

安倍奥の春(vol.167)

21日の春分の日には、安倍奥曹源寺(玉川の支流中河内川筋)さんにて、120名ほどの檀家のみなさんを前にお話をさせてもらいました。

その後、「安倍奥の会」の用事で、玉川の支流西河内川筋にも足をのばしました。
安倍奥に春を感じました。



黒壁の下平瀬の家



水仙の咲き誇り



下平瀬の吊り橋



木の吊り橋なので、橋材の脇から赤い植物の花(?)が



白髭神社境内の花(椿かな?)

  


Posted by 安倍七騎 at 23:51Comments(0)徒然

2010年03月20日

週末もお話会(vol.166)

今週の火曜日には、焼津グランドホテルにて、焼津南ロータリークラブ様の例会において、卓話の機会を賜りました。

そして今週末―、
21日(日)午前10時30分から、安倍奥は中河内川沿いにあるお寺、曹源寺(葵区長妻田25 電話054-297-2153)にてお話会を行います。

タイトルは「安倍奥歴史譚」で、安倍奥に残る伝説のほか、私の思う武田騎馬隊の実像などについてお話をしようと思っています。

『安倍七騎』執筆時分から交流のある葵区坂本―藁科川支流の坂本川筋の集落―の山田唯夫さん(坂本愛郷の会会長)らもお見えになるということで、とても楽しみにしています。

これを機会に、安倍川筋と藁科川筋の新たな交流が生まれたら嬉しいなぁ―などと、ひとり思っています。  


Posted by 安倍七騎 at 05:33Comments(0)案内

2010年03月16日

やっぱり若杉さんはすごい!(vol.165)

3月13日(土)、自給自足の生活をされている若杉友子さんの講演会(タイトル「健康に役立つ野草のお話」)へ行ってきました。

講演は、「おばあちゃんの陰陽表」という図に沿って、若杉さんの食物観を説かれました。

諺に「秋茄子は嫁に食わすな」と言われますが、私なぞは「姑が、嫁になぞ美味しい秋茄子を食べさせてなるものか―」といった解釈でいましたが、若杉さんによると、秋茄子は陰の強い食べ物で流産するからだということでした。

また、「F1」という――多収穫量・低コストのためにつくりだされた“次世代への命の継続性のない種”――からできた農作物が多く出回り、健康が危ぶまれる時代だとも説かれました。

若杉友子さんは72歳。約2時間の講演で、途中休憩もとらず、終始朗々と力強い声で話されていました。こんな若杉さんを見ていると、ちゃんとしたものを食べている人は違うなと、思わざるをえませんでした。








2時間にもおよぶ講演終了後、若杉さんのもとへ受講者の方が大勢集まりました。
みなさんの食に対する関心の高さが伺えました。  


Posted by 安倍七騎 at 22:05Comments(0)

2010年03月12日

若杉友子さんの講演会(vol.164)

京都府綾部市で自給自足の生活をされている若杉友子さんが、今週末13日(13:30から15:30)に、焼津公民館にて講演をされます。演題は「健康に役立つ野草のお話」で、申込みは焼津市生活安全課(054-626-1131)です。

“体によい、為になる話が聴ける”ということも然りながら、「元気で陽気に暮らす」がモットーの若杉おばあちゃんの生活ぶりや体験談などが聴けることも楽しみにしています。  


Posted by 安倍七騎 at 00:02Comments(0)催事

2010年03月01日

3つの墓がある―。(vol.163)

時は戦国時代―。
信州から、駿河の峰に3人の侍が落ち延びてきた。

「ここはすでに駿州。されば、ひとまずは安心じゃ」
と、北澤が安堵顔をさらした。
が、勝美の「しかし…」の言に「応さ」と上仲が頷く。
「このまま3人で行動を共にしてはまずかろうて…、ここからは、別々じゃ」
上仲は言うがはやいか「達者でな」と身を翻した。
これに「待て」と勝美がその背に吐した。
勝美は、霧が鎮まる谷中を指さすと、
「わしはあれなる場所に庵を結ぶが、四郎右衛門、御主(おぬし)はどうする」
と問うた。これに、
「されば、あれなる場所に居を構えよう」と上仲は頃合の一峰(いっぽう)を指さすと、残る北澤が、
「ならば、わしはあの大杉が立つあたりにしよう」と別の峰を指さした。
3人は、互いに肩を叩きあうと、
「我らはこれまで互いを助け死線を潜り抜けた仲じゃ。この仲は、死してもかわるまいぞ」と顔をほころばせた。

やがて、歳月がめぐり、3人は世を去った。

奥藁科に、3つの墓がある―。

栃沢には勝美氏、峰山には上仲氏、杉尾には北澤氏の墓がある。
この3つのお墓は、今でも互いに向きあってひっそりと佇んでいる。



栃沢にある勝美氏のお墓



このお話を聞かせてくれた栃沢の出雲武さん。今年で89歳になられる。出雲さんは、『安倍七騎』の取材からお世話になっている。

あと、私ごとですが―。
わたくし淺羽克典は、来月に、勝美(勝見)氏の末裔の方と結婚します。




  


Posted by 安倍七騎 at 00:21Comments(0)徒然