2012年09月24日
「みずき」と「なかざわ」(vol.238)
玉川地区の玄関口である中沢集落から、くねくねと天にのびる見月山の尾根筋は、あたかも竜の背中のようです。
さて、この「見月山」――。みなさんは、何と読まれますか。焼津市在住の私は、お月見をイメージし、「みつきやま」と読んでしまいますが、数年前、地元の方が「みづきやま」と言われたときに、「はっ」としたことを憶えています。
地名は、その言い方を変えずに、時代時代で、漢字が変っていくことがあります。「見月山」は、昔は「水城山」であったという伝承があります。これは、中河内川と大河内川という天然の濠に守られた城、つまり「水城(みずき)」がこの山にあったということです。
また、「中沢」の地名の謂われも「水城」と同じで、「中河内川と大河内川のふたつの川(沢)が合流したところの中側にあるから」と、江戸時代に書かれた『修訂駿河国新風土記』に載っています。
さて、この「見月山」――。みなさんは、何と読まれますか。焼津市在住の私は、お月見をイメージし、「みつきやま」と読んでしまいますが、数年前、地元の方が「みづきやま」と言われたときに、「はっ」としたことを憶えています。
地名は、その言い方を変えずに、時代時代で、漢字が変っていくことがあります。「見月山」は、昔は「水城山」であったという伝承があります。これは、中河内川と大河内川という天然の濠に守られた城、つまり「水城(みずき)」がこの山にあったということです。
また、「中沢」の地名の謂われも「水城」と同じで、「中河内川と大河内川のふたつの川(沢)が合流したところの中側にあるから」と、江戸時代に書かれた『修訂駿河国新風土記』に載っています。