2008年11月12日

メッセンジャー 小畑幸治(vol.85)

その人は、トラクターの上で、また、田植え機の上で歌をつくる。
小畑幸治さん―。焼津市坂本の人である。であるから、私の小中学校の先輩でもある。

小畑さんは、農業の現状や自ら選んだ「農業」という生業の尊さ歌い、「《明日の神話》を焼津へ飾ろうよ ゴジラもたてよう」という歌には、1954年、ビキニ環礁での第五福竜丸被爆事件にまつわって(―ゴジラは、この水爆実験によって生まれた―)、核爆弾の廃止、世界平和を訴える。

今月5日、葵区伝馬町にあるロック喫茶「マキタさんとミツちゃんトコ」(伝馬町8-15 朝日ビル3F)で、「小畑幸治 ピース・フォーク・ライブ2008」が開かれた。11月なのに、そこは焼津人、魚河岸シャツで歌うのだ。

「落合橋から当り目橋へ」は、私のジョギングコースでもある。
その歌詞のなかに“西町”とか“高草山”“ビール工場”“城跡(花沢城址)”など、普段なじみのある地名などをさらりと入れ、「なぜ落合橋というのか」という謂われなども付け加えている。これは、『安倍七騎』に出てくる葵区落合にも通じるものである。

「1ダースの焼高生へ」は、小畑さんが非常勤講師を務める焼津高校の生徒さんに対する思いを歌ったものである。

「焼津名所廻り」―。これは、焼津市主催のイベントで、是非歌ってもらいたい。焼津市商工観光課さんよろしくお願いします―、と言っとこう。

「百姓一喜節」―。 ♪みんな農業そっちのけ 日本の将来だれ守る 地域の環境だれ守る…… なんだか、小畑さんら無農薬農家さんらが、平成の(―幕末の―)志士に思えてきた。♪人生かけた職業…… とも歌っている。

フォークライブなので、吉田拓郎さんも歌ったが、さすが、我が東益津町内会の河島英五、「時代遅れ」も歌った。 

 
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 小畑さんには、ゴジラの雰囲気がありますなぁ。



 高橋拓矢くんのけん玉芸の披露もあった。このあと彼は日本の文化「けん玉」を中国に広げるため、彼の地へと旅立つのであった。



 西澤さんのつくるトルティーアはうまかった。

 


 小畑さんと、ライブにかけつけた仲間たち

 

 僕のとなりにこのライブを企画した浅原さん

  (写真提供:浅原さん)




  


Posted by 安倍七騎 at 23:51Comments(0)催事