2009年03月10日

焼津八匠会展(vol.111)

3月7日、8日と焼津市文化センターで、第13回目の標記展覧会と、併せて第10回焼津市武具職人展が行われた。

「八匠」とは、組紐(くみひも)、染色、塗師(ぬりし)、柄巻師(つかまきし・刀の柄の部分を紐・革などでで巻く職人)、鞘師(さやし)、甲冑(かっちゅう)、弽師(ゆがけし・弓を射るときに、弦で指を痛めないようにする革手袋をつくる職人)、研師(とぎし)で構成するグループで、会場では伝統の匠の技が披露された。
このように、武具職人が集まる会というのは全国的にはめずらしいらしい。

また、無双直伝英信流、土佐英信流の居合道の実演が行われた。
土佐英信流は、土佐藩主の末裔山内氏がはじめた流派で、その山内氏の孫弟子の方が今回演武をされた。これも非常にめずらしく、司会をされた無双直伝英信流の北川教士も、目にするのが今回がはじめてだといわれた。




 朱鞘の太刀なども展示









 赤備えとよばれる甲冑。武田家の山県昌景隊の家臣を江戸期に徳川の家臣、井伊氏が引き取り、赤備え衆が継承された。



 藍染めの体験もできた。白抜きのところは、輪ゴムでしばって藍が沁みこまないようにして出す。







 土佐英信流の演武  


Posted by 安倍七騎 at 17:54Comments(0)催事