2009年04月10日

大山には―(vol.117)

今回もvol.115のつづき、「坂本愛郷の会」の活動のお話。
大山には、坂本姫が筒野のお城が落ちたあと一時期住まわったといわれる「上臈の段」の碑が建てられています。

さきほど、愛郷の会の会長の山田唯夫さんから電話があり、
「お茶の繁忙期に入ってきたので、今度の日曜日(12日)の活動は延期となりました」
とのことでした。



今、「上臈の段」は赤い樹皮の杉林のなか。
幻想的である。



昭和の頃、この付近で小柄(刀の鞘に装着される小型の武器)を拾った人がいた。
南北朝時代から戦国時代にかけて、この地でなんらかの攻防があったと思われる。



杉林を抜けると、「アカヌタソウゲンヤシキ」と呼ばれる屋敷址がある。
すり鉢状の地形の下部に水が溜まるので「ヌタ」―、
つまり、“ぬかるんだところ”という意だといわれる。
 


坂本→大山→突先山へと抜ける林道の脇に案内板。
林道には、大山山麓のあたりに鉄扉(通称「ゲート」)があって、普段は施錠がなされているので通行できない。



  


Posted by 安倍七騎 at 22:51Comments(0)徒然