2008年08月21日
安倍奥の樵 清水さんを囲んで(vol.63)
8月18日(月)、伊太利亭にて、安倍奥で樵(きこり)をされている清水光弘さんのお話を聞く会がありました。
清水さんは、林業に携わっているのですが、自閉症や発達障害の子供などを森へといざない、自然に触れてもらう教室を開いています。
清水さんは、「森ってすごいな」ということを何度かいわれました。
それは、「森は考える時間を与えてくれるからだよ」といわれました。なにか悩んでいるときに森にはいると、自分を冷静にみつめさせてくれるというのです。
『安倍七騎』の取材では、ときに安倍山(やべやま)の道なき道をゆき、森が醸しだす空気につつまれることがままありました。そうすると、おのずと肩の力が抜け、今まで下界にいた自分とは違っていることに気付きます。
「森でのセラピー」も「考える場所である森」も、「森羅万象の一部である自分自身を取り戻せる場だからなんだな――」ということが、ベースにあるように思いました。
ほか、こんなお話をしてくださいました。
・山には、男山と女山がある。男山は、険しく入りづらいが入るにつれて楽になる。女山は、入りやすく懐が深くて穏かで居やすいけれども突然豹変する。女山は恐い。
・安倍奥の山、十枚山や真富士山(アルカリ玄武岩でできている)はおばあちゃん山。とげとげした若い女山とちがってやさしい山。
・つたの細道や小夜の中山は落ち着かない。特に障害をもった子供たちはそれを感じとる(彼ら、彼女らの感性や五感はすごい!!)。昔、山賊によって旅人が殺されたなど、忌まわしい事件が起きたから!?
・梅ヶ島に90歳を過ぎた樵がふたりいる。ふたりは昔ながらのやり方やペースで木を伐る。それに対して若者は、機械のペースで働くけれども、一日における両者の仕事量はかわらない。
など・・・。
このほか、「困ったときに山(森)へゆけ、山(森)が困ったら助けてやれ」とか、「自分が素直になって前向きに考えること」いった言葉も印象に残るものでした。
↓ 画像をクリックすると画面が拡張します。

「きこりのしみあんを囲む会」の様子。
手振りをまじえてお話をすすめる清水さん。
* * * 追 記 * * *
22日(金)から27日(水)まで、西伊豆「わさびの駅」へいってきます。
ここも素敵なところですので、ふらっとお出かけくださいませ(ブログvol.62の余画像を参照)。
清水さんは、林業に携わっているのですが、自閉症や発達障害の子供などを森へといざない、自然に触れてもらう教室を開いています。
清水さんは、「森ってすごいな」ということを何度かいわれました。
それは、「森は考える時間を与えてくれるからだよ」といわれました。なにか悩んでいるときに森にはいると、自分を冷静にみつめさせてくれるというのです。
『安倍七騎』の取材では、ときに安倍山(やべやま)の道なき道をゆき、森が醸しだす空気につつまれることがままありました。そうすると、おのずと肩の力が抜け、今まで下界にいた自分とは違っていることに気付きます。
「森でのセラピー」も「考える場所である森」も、「森羅万象の一部である自分自身を取り戻せる場だからなんだな――」ということが、ベースにあるように思いました。
ほか、こんなお話をしてくださいました。
・山には、男山と女山がある。男山は、険しく入りづらいが入るにつれて楽になる。女山は、入りやすく懐が深くて穏かで居やすいけれども突然豹変する。女山は恐い。
・安倍奥の山、十枚山や真富士山(アルカリ玄武岩でできている)はおばあちゃん山。とげとげした若い女山とちがってやさしい山。
・つたの細道や小夜の中山は落ち着かない。特に障害をもった子供たちはそれを感じとる(彼ら、彼女らの感性や五感はすごい!!)。昔、山賊によって旅人が殺されたなど、忌まわしい事件が起きたから!?
・梅ヶ島に90歳を過ぎた樵がふたりいる。ふたりは昔ながらのやり方やペースで木を伐る。それに対して若者は、機械のペースで働くけれども、一日における両者の仕事量はかわらない。
など・・・。
このほか、「困ったときに山(森)へゆけ、山(森)が困ったら助けてやれ」とか、「自分が素直になって前向きに考えること」いった言葉も印象に残るものでした。
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手振りをまじえてお話をすすめる清水さん。
* * * 追 記 * * *
22日(金)から27日(水)まで、西伊豆「わさびの駅」へいってきます。
ここも素敵なところですので、ふらっとお出かけくださいませ(ブログvol.62の余画像を参照)。
山神考―yamagami-koh― (vol.236)
小説 友任哀史 ―ともどう・あいし― (vol.232)
浪人坂のお話など(vol.231)
寒くなりましたですな(vol.227)
橋本新大阪市長のいう“独裁者”(vol.226)
福島県の四倉ふれあい市民会議さん来静(vol.225)
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Posted by 安倍七騎 at 16:56│Comments(0)
│徒然
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