2008年04月13日

今年の花見は――(vol.34)

静岡市駿河区の丸子川堤に行ってきました(3月29日)。

普通、桜トンネルと呼ばれるものは、左右両側に桜並木があって、
その間をくぐるといったものですが、
丸子川堤のそれは、片側に桜並木があるだけです。
ここの桜樹は、しだれ桜でもないのに、幹が小道をまたいで、
川側にむかってアーチをつくるといったもので、これがたいへん風情がありました。

正午過ぎ、堤の一角を陣取って、ご馳走に舌鼓を打ち、銘酒にしたたか酔うと、
時間の経つのも忘れてしまい、あっという間に夕刻となりました。
ブログvol.24「春の息吹」で、入日を浴びた赤い梅の樹の画像を掲載しましたが、
残日に映える桜もとても雅やかなもので、

   げに一刻も千金の……

という、童謡「花」の歌詞は、このような景色を描写したのだなと思いました。

今年の花見は――(vol.34)

今年の花見は――(vol.34)



今年の花見は――(vol.34)



今年の花見は――(vol.34)

串もの、乾もの、美酒、帝国ホテルのケーキもあり!

                          今年の花見は――(vol.34)

今年の花見は――(vol.34)
                         
宴のにぎわいにつられてか、水鳥も近くに寄ってきました。


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Posted by 安倍七騎 at 17:55│Comments(4)徒然
この記事へのコメント
そういえば「雅やか」という言葉を、私は書いたことも口にしたこともないことに気づきました(笑)。
写真を見て、その言葉がピッタリだと思いましたよ。いつか自然と口にできるオトナになりたい(歳は充分に大人ですが・・・)。

>げに一刻の千金の……
という、童謡『隅田川』の歌詞は、このような景色を描写したのだなと思いました。

音楽の教科書には、これからも新しい歌が掲載されていくと思いますが、こういうシンプルな歌詞って、やはり奥が深いですね。
歳を重ねながら、生活しながら、その意味をいろんなふうに味わうことができますものね。
Posted by ミニシロノワール at 2008年04月14日 14:09
ミニシロノワールさん、
訂正箇所がありました。
童謡『隅田川』と記しましたが、
『花』でした。それから、
歌詞では、

 げに一刻も千金の……

でした。
スミマセン。
Posted by 淺羽克典 at 2008年04月14日 17:37
それから、ミニシロノワールさん、言葉って実に面白くて、
豊かですよね。これは、『安倍七騎』なんかでもそうだったのですが、『「厭」(いや)と「嫌」(いや)』の使い分けなんか、
妙で面白いものだと思いました。

「厭」なんかは、肌に湿気がまとわりつくようなときに――、
「嫌」は、「だいっ嫌いッ!!」みたいな……。

これは日本語に限らず、英語などもそうでしょうが
(例えば「stop」と「freeze」(止まれ)とか)、
言葉って、受けた感覚によってその使い方が違うんだな、
なんて思いました。
Posted by 淺羽克典 at 2008年04月14日 17:57
訂正箇所、了解しました。

「おててつないで 野道をゆ~け~ば~♪」の曲名を、
つい、『おててつないで』と言ってしまうカンジですよね。
(『靴が鳴る』ですね)


>これは日本語に限らず、英語などもそうでしょうが

同感です。
私は英語が得意ではありませんが、映画の字幕を読みながら、
使い分けに気づいた時に、その意味を考えて楽しんでいます。
Posted by ミニシロノワール at 2008年04月15日 19:02
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