2008年04月25日

父とコリーと私(vol.37)

先日、インターネットで、叔父のホームページ「JAPAN TOP FAMILY」を検索しました。このホームページ名にある「ジャパントップ」とは、コリー犬の展覧会で使われる叔父の犬舎号でもあります。

その中にある「 About of “JAPAN TOP ”」を開くと、「1970年、兄の遺志を継ぎ云々……」とあり、私の父の遺志を継いで、優れたコリー犬の作出を目指す――、といったことが書かれていました。また、そこの画像は、幼い頃の姉と私、それから、2匹のコリーが写っていました。これは、私が初めて目にする画像でした。

―― へぇ、こんな頃があったんだなぁ……、

と、四十年ほど前を懐かしく振り返る一枚の画像でした。

「で、息子のあなたはコリーを飼わないの?」という問いには、「うん、自分の世話で手一杯なの・・」と、情けない言葉を返すことにしています。

コリーをはじめ、犬や猫などはかわいいですね。けれど、私はアレルギー体質で、懇(ねんご)ろに、これらとスキンシップをとると、目や鼻の穴が痒くなってしまうといった始末。これにはちょっとお手上げで、非常にもどかしいです。

ちょっと、父の話をします。
父は、大のコリー好きした。どれくらいコリーが好きかというと、新婚当時、母から80万円の借金をして、アメリカからコリーを輸入したそうです。私は子供心にも、父のコリーに対する温かい愛情を、いっぱい感じ取ることが出来ました。そんな父の犬舎号は、「プレーン・ソレイル」(「太陽がいっぱい」)でした。

父は、稼業の運送会社の仕事を終えると、「克典、コリーの散歩に行くぞ」と言い、私をスクーターに乗せて、東益津の田中の畦道を走りました。畦道のあちこちには、水溜りがあって、蚊柱があちこちに立っていました。コリーのリードをとり、小道をくねくねと走っていると、父は「あっ、鼻に蚊が入ったッ!!」と言っておかしな顔をし、私を笑わせたものでした。

  山田の中の一本足の案山子 天気のよいのに 蓑笠付けて 朝から晩まで
  ただ立ち通し 歩けないのか 山田の案山子

なんて童謡を歌いながらの犬のお散歩でした。

当時、「トライ」という、白と黒と茶の毛色のジャスパーは賢い犬で、メモと財布を入れた買い物篭を口にくわえてお買い物をする犬でした。

ジャスパーにネービー……、ウ~ン、懐かしいなぁ。

父とコリーと私(vol.37)

私が2歳の頃まで住んでいた家です(焼津市焼津)。土間ですね。左に父が写っています。

父とコリーと私(vol.37)

お気に入りのワンショット。親犬の優しい眼差しがいいですね。




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Posted by 安倍七騎 at 00:31│Comments(2)徒然
この記事へのコメント
「名犬ラッシー」世代です。……「新・名犬ラッシー」じゃなくて。

あの頃、世の中には雑種犬の他にコリー犬とスピッツしかいないような気がしていた。
私は昭和の人です(笑)。
Posted by ミニシロノワール at 2008年04月28日 11:12
昭和の人ですかぁ。
そういえば、明日4月29日は「昭和の日」ですね。明日は、昭和を振り返ってみることにします。

最近思うこと――。コリーと散歩した昭和の頃の田中の畦道が懐かしいです。風景に匂いがあったように思います。

子供の頃、「明治は遠くなりにけり」と、明治33年(1900)生まれの祖父の呟きを聞いたことがあります。人はいつの時代も子供の頃を懐かしむ性向にあるのかもしれませんが、消えゆく自然を感じるたびに、これはノスタルジーだけではすまされない気がします。
Posted by 淺羽克典 at 2008年04月28日 16:13
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