2009年10月20日

で、安倍奥参陣の陣触れ(vol.145)

前号vol.144で触れた「安倍奥玉川 ママチャリ下り」の募集です。

~ 自転車で、安倍奥中河内川沿いを下りながら安倍奥の寺院などを訪れます ~

集合日時:平成21年11月14日(土)12:00
集合場所:「安倍ごころ」(葵区牛妻)
募集人員など:15名(自転車に乗れる方。レンタサイクルあります)
参加費:1,000円(バス交通費の840円は含みません)
行程など:「安倍ごころ」12:10発(徒歩)⇒お宮で安全祈願⇒「牛妻坂下バス停」でバス乗車⇒上落合で下車。自転車乗車⇒曹源寺(長妻田)⇒柿島集落⇒エバーグリーンガーデン(柿島)⇒吊り橋(森腰)⇒途中休憩(中沢)⇒浅間神社のクスノキ(郷島)⇒「安倍ごころ」着(予定時間16:20) 
詳細のお問合せ・お申込み:090-8548-4209(安倍奥の会 浅原) 

前回予行した浅原さんの感想:
「ちょっとした上り坂のあとのご褒美(―景色のよい下り坂―)が、たいへん良かった!」
     
  


Posted by 安倍七騎 at 01:21Comments(0)催事

2009年10月12日

今日の安倍街道(vol.144)

11月14日に行われる安倍奥の会主催イベントである「ママチャリ下り」(=安倍街道の上落合~牛妻「安倍ごころ」間を、自転車で下る=)を、会メンバーのふたりが予行しました。

私は、車で。



 ファイティングポーズで、「水曜どうでしょう」ばりの気合を入れるメンバー



 葵区上落合にある旧家の石垣を左手に下りだす二人



 今日は、上落合にある白鬚神社の祭礼日でした。



 何人か、知った方もいらっしゃいました。 



 川畔に佇む石地蔵さん(上落合)



 先日の台風18号の雨で、増水していました。(上落合~油野間の中河内川)



 途中、『安倍七騎』にも出てくる、柿島村名主である朝倉家開基の、曹源寺に立ち寄りました。
 画像は、新しく建てられた石柱。
 27世、杉山学之住職の建立です。





 柿島集落をゆくふたり



 コーヒープレイク



 エバーグリーンガーデン(柿島)で、梵やりバンドさんと出会いました。
 そして、西アフリカのドラムを奏でてくれました。
 ドラムの音は、安倍奥の自然と絶妙にマッチしていました。



 梵やりバンドは、ドラム、ウクレレ、ボーカル、笛などで、ナチュラルなリズムをつむぎ出します。
 メンバーのみなさんもナチュラルな雰囲気でした。



 エバーグリーンガーデンのオーナーの望月さん(左端)。
 エバーグリーンガーデンは山河に囲まれたオートキャンプ場で、バーベキューもできます。
 




  


Posted by 安倍七騎 at 21:16Comments(0)催事

2009年04月30日

お陰様で無事終了(vol.120)

お陰様で、「安倍奥の旋律」が無事終了しました。

本日(4月30日)、スタッフの反省会&今後の企画会議がありました。

「安倍奥の旋律」については、定員150名のところ、180名の方が安倍奥曹源寺にお越しくださったこと―。これはスタッフにとって大きな自信と喜びになりました。
また、多くの方、企業さんから協賛金をいただき収支も大方見合いそうなこと。それから、スタッフ不足のところを、遠くから応援に駆けつけてくれたことなどに、改めて感謝の思いを強くしました。

瞑想図さんのインド音楽と、北インド古典舞踊の高山未緒さんの評判も非常によく、また、お越しの皆さんはじめ、我々スタッフにも事故がなかったこと―。
まずは合格点に達したと思います。

このイベントの企画告知を読売新聞さんに掲載していただいたこととも多くの皆さんが集まってくれたことにつながりました。さらには、静岡新聞さんには、イベント終了後に2度記事として取り上げてもらい、中山間地の過疎化の認識も、県民の多くの皆さんにも持っていただけたと思います。

さて、今後の企画はというと―、
「安倍奥の旋律」で好評をいただいた田舎カフェを夏にやってみたいね―、とか、それなら、流しそうめんをやったらどう?―などという案がでました。
どうぞ、ご期待くださいませ!!



  


Posted by 安倍七騎 at 23:37Comments(0)催事

2009年04月20日

お茶会(vol.119)



 ここは栃沢、米沢亭




 桜樹の下の



 もてなしは



 淡是味真




  


Posted by 安倍七騎 at 23:30Comments(0)催事

2009年04月15日

「安倍奥の旋律」満員御礼(vol.118)

vol.117でお知らせした「安倍奥の旋律」はお陰様で定員数を越えました。ありがとうございました。

私の講演会の方はというと、オレンジツアーさんの最小催行人員が満たなかったので中止と思いきや―、やることとなりました。ありがたいことにB、Cプランでの参加者の方で、「講演会聞きたいんですが・・・」とか、「影山さんの自然観察ツアーに参加したいんですが・・・」と言われた方がいらしたそうです。

安倍七騎の大石五郎右衛門さんの“歴史の現場”での講演会です。乞うご期待!!

先日の日曜日、影山さんと上落合でお会いし自然観察ツアーの行程を歩いたのですが、これは為になって面白い!!
B、Cプランで申込みをされた方のうち、影山&淺羽のスペシャルなオプショナルツアー(無料!!)をご希望の方は、是非ご一報を。 連絡先は、当ホームページトップ画面の「連絡先」をクリック。もしくは、090-8548-4209まで。
お待ちしておりま~す。  


Posted by 安倍七騎 at 00:16Comments(0)催事

2009年04月05日

「安倍奥の旋律」受付はじまる(vol.116)

昨年、開創500年を迎えた曹洞宗 松尾山 曹源寺(葵区長妻田)で、インド音楽と舞踊の公演会が行われます。

さらに、この会場周辺は、安倍七騎ゆかりの地でもあるため、私による「講演会  & “歴史の現場” 散策」と、地元の影山悦昭さんと安倍奥の野草や花を訪ねあるくといったプラン(Aプラン。詳細は下記)が組まれています。

曹源寺は、開創当時は真言密教のお寺で、曹源庵と称しましたが、寛永3年(1626)、朝倉家二代目当主周景の正室が開基とされます。

さて、この音楽・舞踊会について―。
出演は、瞑想図(めいそうず・ シタール / 加藤貞寿、タブラ / 瀬川UKO、ガダム / 久野隆昭)。そして、インド舞踊に高山未緒といった本場インドで修行を重ねた面々が出演します。また、「玉川水景」と題し、玉川の画像がスクリーンに紹介されます。

さらに、「田舎カフェ」(inaカフェ)という露店喫茶が曹源寺境内にオープンし、地元の新鮮野菜やジャムなどの販売も行われます。


詳細は以下のとおりです。

主催 安倍奥の会
共催 オレンジツアー
後援 インド大使館
日時 2009年4月18日(土)
    15:00 田舎カフェ オープン
    16:30 公演会会場(曹源寺ご本堂)の開場
    17:00 開演
    19:00 終演予定
会場 曹源寺ご本堂(インド音楽・舞踊)
    曹源寺境内(田舎カフェ、地元新鮮野菜・ジャムなどの販売)
    上落合公民館(私の講演会)
企画
    Aプラン(各地経由で、バスで来場)
    内容:安倍七騎・自然観察会&インド音楽と舞踊
        ・安倍七騎の大石五郎右衛門ゆかりの地で、私の講演会と“歴
        史の現場”散策。
        ・地元の影山悦昭さんと安倍奥の野草や花を訪ねあるきます。
    料金:袋井~菊川地区は5,000円
        牧の原~焼津地区は4,500円
        静岡発は4,000円
    お申込み:「オレンジツアー」まで
        電話 054-257-7600

   Bプラン(静岡駅南口の東海軒会館前からバスでの来場(バス発車時刻は14:00))
    内容:インド音楽と舞踊
    料金:1,500円(往復バス代)
    お申込み:「安倍奥の会」まで
        電話 090-8548-4209
        ホームページ http://abeoku.comi.in/ 
        Eメール abeokunokai@gmail.com

   Cプラン(自家用車&マイクロバス) 
*曹源寺に駐車スペースがないので、マイカーでお越しの方は、近くのエバーグリーンガーデン(http://www.evergreen-garden.info/)に車を止めていただき、そこからマイクロバスで会場に来ていただきます。
    内容:インド音楽と舞踊
    料金:300円(往復バス代)
    お申込み:「安倍奥の会」まで
        電話 090-8548-4209
        ホームページ http://abeoku.comi.in/ 
        Eメール abeokunokai@gmail.com

  


Posted by 安倍七騎 at 23:04Comments(0)催事

2009年03月22日

掛け持ち講演会(vol.113)

3月20日春分の日、この日ふたつの講演会を掛け持ちで行った。地理的に幸いしたのが、いずれも会場が安倍川筋であったこと。

午前中は、曹洞宗は松尾山曹源寺(葵区長妻田)の開創500年記念講演会で、同寺の檀家さん対象にそのご本堂で行った。タイトルは「安倍七騎と云われた男たち」。

嬉しいことに、講演会があるという話を聞き、市街地から駆けつけてくださった方もあった。さらに嬉しかったことは、私の拙い話にもかかわらず、レジュメに熱心にメモをとる少年がいたり、笑ってくれると嬉しいなというところで笑いがどっとおこったり・・・、話し手冥利につきる講演会だった。

この曹源寺を開いた人が、安倍七騎のひとりとも目される朝倉氏で、今回はこの朝倉氏の出自や、江戸時代に大名になった朝倉宣正という人物も紹介した。

そして、午後5時には、バッハハウス(葵区油山)での講演。
実は掛け持ちでの講演会というのが今回がはじめてで、曹源寺さんのあとは、市の施設「安倍ごころ」で、予行練習的なことを行った。

バッハハウスでのタイトルは「安倍奥 伝承に生きる戦国史」。
実は、油山温泉と安倍七騎とはかかわりがあり、そのことなどを話した。
こちらの講演会は、山形からやってきた「影法師」というフォークソンググループの演奏の前座で、焼津市の農家、小畑幸治さんからお声がかかったものである。



 「影法師」のみなさん
中央と左の人は農業を営んでいる。
農家の現状や世の中の矛盾など、本来切実なものを軽快に歌う。



小畑幸治さん
小畑さんも農業者だけあって、普段の農作業で感じたことをうたいあげる。
自称「シンガーソングライス」

このイベントに関わった人たちは、油山で一泊したそうだが、午前中から奮闘した私は、コンサート終了後帰宅した。
  


Posted by 安倍七騎 at 20:43Comments(0)催事

2009年03月10日

焼津八匠会展(vol.111)

3月7日、8日と焼津市文化センターで、第13回目の標記展覧会と、併せて第10回焼津市武具職人展が行われた。

「八匠」とは、組紐(くみひも)、染色、塗師(ぬりし)、柄巻師(つかまきし・刀の柄の部分を紐・革などでで巻く職人)、鞘師(さやし)、甲冑(かっちゅう)、弽師(ゆがけし・弓を射るときに、弦で指を痛めないようにする革手袋をつくる職人)、研師(とぎし)で構成するグループで、会場では伝統の匠の技が披露された。
このように、武具職人が集まる会というのは全国的にはめずらしいらしい。

また、無双直伝英信流、土佐英信流の居合道の実演が行われた。
土佐英信流は、土佐藩主の末裔山内氏がはじめた流派で、その山内氏の孫弟子の方が今回演武をされた。これも非常にめずらしく、司会をされた無双直伝英信流の北川教士も、目にするのが今回がはじめてだといわれた。




 朱鞘の太刀なども展示









 赤備えとよばれる甲冑。武田家の山県昌景隊の家臣を江戸期に徳川の家臣、井伊氏が引き取り、赤備え衆が継承された。



 藍染めの体験もできた。白抜きのところは、輪ゴムでしばって藍が沁みこまないようにして出す。







 土佐英信流の演武  


Posted by 安倍七騎 at 17:54Comments(0)催事

2009年02月01日

「安倍奥の風景展」開催中&講演会のお知らせ(vol.104)

先に行ったアイセル21での「安倍奥の風景展」がご好評をたまわったことをうけ、私ども「安倍奥の会」では「安倍奥の風景展 ―巡る安倍奥の四季 夏~秋―」を、静岡市葵区にある静岡市玉川生涯学習交流館(旧中央公民館玉川分館 葵区落合126 )で、2月28日まで開催しています(入場無料。休館日/土日祝日 時間/9:00から5:00 )。

開催中、“玉川情報”(「玉川のここの桜が美しい―」「ここの神楽は必見」などの情報)を募集しておりますので、どうぞよろしくお願いします。




 玉川生涯学習交流館の1階で開催中 



 入口の様子



 カメラマン原田さやかさんの写真パネル。今回も第二部に「浦田のおばあちゃん」のパネルを用意してあります。
 


 画像右側にある「玉川の木」に、情報提供をお願いします。“木の葉”に書き込んで枝に貼ってください。



 スタッフのみなさま、お疲れさまでした。


速報!

ブログに書き込んでいた今、講演会のお話を、「静岡歴博の会」会長の荻野様からいただきました。日にちは、6月21日です。

会場は静岡市賤機都市山村交流センター「安倍ごころ」(葵区牛妻)で、「安倍奥の歴史探訪」4回シリーズのうちの第1回をお受けしました。私なぞはともかく、黒澤脩先生、水野茂先生、臨済宗少林寺松山ご住職といったそうそうたる講師陣です。

ちなみに、このほか予定する私の講演会は―、

2月26日 「みのり大学」(葵区 アイセル21) 260名

3月20日 「曹洞宗曹源寺 開創五百年記念講演会」(葵区長妻田 曹源寺) 130名

4月18日 「安倍奥の旋律 in 曹源寺」(葵区上落合公民館) 200名のうちのオプション希望者 【一般参加可】

日にち未定 静岡大学附属図書館主催セミナー(駿河区大谷 静岡大学) 30名 【一般参加可】

といった具合です。

ふるってのご参加、お待ちしてま~す。



  


Posted by 安倍七騎 at 10:39Comments(0)催事

2008年12月21日

盛況!リレー講演会(vol.95)

12月20日(土)、アイセル特別企画・リレー講演会「安倍川・藁科川流域の魅力と謎に迫る!」が盛況のうちに終了しました。
午後1時から5時まで約80名の方に聴講していただきました。



「安倍・藁科と馬の伝承」 
静岡県民俗学会理事・常葉大学講師 富山昭先生



会場の様子。



 「白髭神社の謎に迫る」
静岡歴史民俗研究会会長 望月茂先生・金沢大学講師 島田先生
  


Posted by 安倍七騎 at 12:56Comments(0)催事

2008年12月14日

当日の深夜に終了(vol.94)

安倍奥の風景展の準備は、展覧会初日(12月12日)の深夜2時ごろに終了。



「できた!!」「やった~」と口々にあがったあとの画像。
このメンバーのほか、終電ぎりぎりまで頑張ってくれた仲間も。


アイセル21 2階ギャラリー写真展
安倍奥の風景展  ― 巡る安倍奥の四季 夏~秋 ―
2008.12.12~12.26(午前9時から午後9時30分 第2・第4月曜日は休館)
Ⅰ章 安倍奥の風景
   安倍奥との出会い。私たちに見えた風景・・・
Ⅱ章 浦田のおばあちゃん
   そして、おばあちゃんに出会いました。

 ほか、白髭神社、書き込みマップ「玉川のかたち」、安倍七騎など

                 produced by アイセル21・安倍奥の会



  


Posted by 安倍七騎 at 00:41Comments(0)催事

2008年12月08日

安倍奥の風景展(vol.93)

いよいよ今週の12日(金)から26日(金)にかけて、静岡市葵生涯学習センターアイセル21(葵区東草深町3‐18)にて、「安倍奥の風景展」が始まる。
展示には、安倍奥(旧玉川村)の夏から秋にかけての写真パネルや、それぞれの集落に伝わる伝説、地名の謂われなどを大型の地図に書き落としたものの展示など。またこの大型地図には、来場者によっても、書き込みができるといったもので、手づくり感覚の企画もふくまれる。

 安倍奥の風景展
  1章 安倍奥の風景 ―安倍奥との出会い。私たちに見えた風景・・・
  2章 浦田のおばあちゃんにであいました。

  入場無料。時間は午前9時から午後9時30分まで。
  休館日は、第2・4月曜日


以下、「安倍奥の風景展」にむけて、着々と準備を進めるみなさん



 これは参謀本部ですかなぁ・・・。



 三人よれば文殊の智恵です。



 あれは何ですかなぁ?



 おっと、“栗駒三郎”ですか。



 地図に差した色違いのピンは何を意味するんでしょうなぁ。
 “天神の森”だなんて神秘的ですよぉ。



 さすが、地元出身者。せっせと書き込んでますですなぁ・・・。



 まあまあ、こんなのもアリじゃないですか。




  


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2008年11月26日

郷土の英雄「安倍七騎」が劇に登場!!(vol.90)

11月23日、静岡温泉美肌湯で、劇団「あろゑ」さんの劇を見てきました。

江戸時代、東海道を旅する弥次さん喜多さんが、一夜の宿を求めて泊まったところが、大石五郎右衛門の末裔の家といった展開で、上落合で語り継がれていることを観客のみなさんに披露しました。観客は100人はゆうに越えてい、この劇のほか、「武田節」などの舞や歌も上演されました。

次回は、30日(日)に、安倍七騎のふるさと葵区落合の玉川中学校体育館で、1時30分から約1時間にわたって上演されます(問合せ先 劇団「あろゑ」磯野真理子さん<090-8136-6928>まで)。

なお、劇団「あろゑ」の美肌湯での次回公演は、12月21日(日)です。
観劇料3,500円で、お風呂とお食事付きです。開場は12時、開演13時。お申し込みは、13時以降、磯野さんまで(090-8136-6928)。http://za-aloe.jp/
私も美肌湯に入りましたが、源泉は安倍川の伏流水ですって。




 ようやく一夜の宿を得た弥次さんと喜多さん(中央と右)。左はぽわ~んとした風姿のショウ吉どん。彼も英雄五郎右衛門の末裔である。



 鎧姿の大石五郎右衛門の末裔 



 先祖のことを力強くを語り出す。後ろに控えるはその子供たち。



 凛々しくも―、



 華やかな舞でした。



  


Posted by 安倍七騎 at 13:47Comments(0)催事

2008年11月12日

メッセンジャー 小畑幸治(vol.85)

その人は、トラクターの上で、また、田植え機の上で歌をつくる。
小畑幸治さん―。焼津市坂本の人である。であるから、私の小中学校の先輩でもある。

小畑さんは、農業の現状や自ら選んだ「農業」という生業の尊さ歌い、「《明日の神話》を焼津へ飾ろうよ ゴジラもたてよう」という歌には、1954年、ビキニ環礁での第五福竜丸被爆事件にまつわって(―ゴジラは、この水爆実験によって生まれた―)、核爆弾の廃止、世界平和を訴える。

今月5日、葵区伝馬町にあるロック喫茶「マキタさんとミツちゃんトコ」(伝馬町8-15 朝日ビル3F)で、「小畑幸治 ピース・フォーク・ライブ2008」が開かれた。11月なのに、そこは焼津人、魚河岸シャツで歌うのだ。

「落合橋から当り目橋へ」は、私のジョギングコースでもある。
その歌詞のなかに“西町”とか“高草山”“ビール工場”“城跡(花沢城址)”など、普段なじみのある地名などをさらりと入れ、「なぜ落合橋というのか」という謂われなども付け加えている。これは、『安倍七騎』に出てくる葵区落合にも通じるものである。

「1ダースの焼高生へ」は、小畑さんが非常勤講師を務める焼津高校の生徒さんに対する思いを歌ったものである。

「焼津名所廻り」―。これは、焼津市主催のイベントで、是非歌ってもらいたい。焼津市商工観光課さんよろしくお願いします―、と言っとこう。

「百姓一喜節」―。 ♪みんな農業そっちのけ 日本の将来だれ守る 地域の環境だれ守る…… なんだか、小畑さんら無農薬農家さんらが、平成の(―幕末の―)志士に思えてきた。♪人生かけた職業…… とも歌っている。

フォークライブなので、吉田拓郎さんも歌ったが、さすが、我が東益津町内会の河島英五、「時代遅れ」も歌った。 

 
  ↓  画面をクリックすると拡大されます。



 小畑さんには、ゴジラの雰囲気がありますなぁ。



 高橋拓矢くんのけん玉芸の披露もあった。このあと彼は日本の文化「けん玉」を中国に広げるため、彼の地へと旅立つのであった。



 西澤さんのつくるトルティーアはうまかった。

 


 小畑さんと、ライブにかけつけた仲間たち

 

 僕のとなりにこのライブを企画した浅原さん

  (写真提供:浅原さん)




  


Posted by 安倍七騎 at 23:51Comments(0)催事

2008年11月10日

「玉川ふるさと祭り」へ行ってきました。(vol.84)

11月9日(日)、葵区落合にある玉川小学校で、標記の催しがありました。
地元でとれた農作物、鍬、鎌などの農耕具の販売、それから和太鼓の公演が行われ、大変賑やかでした。

この日、静岡市まちづくり振興課の築地課長さんや葵区横沢出身の江川さんの紹介で、玉川地区連合町内会の築地会長さんともお話ができ、安倍川フォーラムのお話や地区を取巻く環境や状況のお話が聞けました。


   ↓ 画像をクリックすると拡大されます。



 看板



 玉川小学校校舎 その1



 屋外物販の様子 その1 ―― 焼きソバうまかったですなぁ ――



 屋外物販の様子 その2



 屋外物販の様子 その3



 屋外物販の様子 その4 ―― すごい行列ですなぁ… ――



 体育館での野菜販売の様子



 和太鼓の公演(体育館にて)



 校庭の黄葉(イチョウ) その1 ―― ちょっと寒い日でした ――


 
 校庭の黄葉(イチョウ) その2









  


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2008年11月07日

安倍七騎が劇になる(vol.83)

下記の日程で、安倍七騎の劇が、劇団「あろゑ」(住所:静岡市葵区丸子3238-2/電話:054-259-6690)さんによって催されます。

さきほど、「あろゑ」さんからメールが届きましたが、劇団員の方々は当日にむけ、一生懸命練習に励んでいるそうです。

みなさん、乞うご期待!!


第1回公演
日時: 11月23日(日) 開場12:00/開演13:00
場所: 静岡温泉 美肌湯
住所: 静岡市葵区籠上15-15
電話: 054-252-1126
料金: 3,500円(入湯料、お食事代金を含む)

第2回公演
日時: 11月30日(日)開演13:30
場所: 静岡市立玉川中学校体育館
住所: 静岡市葵区落合840
電話: 054-292-2014
料金: 無料 
 * 第2回公演は中学校主催ですが、こちらも一般の方も観劇ができるそうです。




  


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2008年10月29日

葵の旬いただきます! 中藁科ツアー(vol.79)

26日(日)、静岡市葵区魅力づくり事業の「葵の旬 いただきます! 中藁科ツアー」のコーディネーターとして、お手伝いをしてきました。

このことについては、前号で触れましたが、午前9時、静岡市役所にて、参加者80人がバス4台に分乗し、「藁科都市山村交流センター わらびこ」へむかいました。

到着すると、駐車場はほぼ満杯。この日は、このツアーのために、中藁科の人たちが市を開いてくれ、活況を呈していました。

ここで、「大原の里を守る会」代表の梶山正義さんから、中藁科にまつわる地名の謂われや特産物などのお話を聞いた後、参加者は「お茶手もみ体験」「柿の焼酎シブ抜き体験」「こんにゃく作り体験」「高山ハイキング」のコースに別れ、中藁科を満喫しました。

私は、高山ハイキングに向かい、道すがら、

「高山池の斑牛(まだらうし)」
水見色の杉橋長者の娘を池に誘い込む怪物斑牛。これに怒った村人が池に焼石を投げつけ、片目を負傷した斑牛が、安倍川対岸の鯨ヶ池に逃げ込んだ。爾来、鯨ヶ池の魚は片目となった(柳田国男先生の書籍による。また、一説には斑牛ではなく、青竜ともいわれる)。ほか、水見色の殿様、朝比奈縫右衛門の愛馬が池に引きずりこまれ、その敵討ちに縫右衛門が石を斑牛に向かって投げつけたとも(地元の伝承)。

「瞽女(ごぜ)が森」
その昔、水見色の大椿の下で、病み伏した瞽女(*)を村人が親切に介抱した。しかし、看病むなしく瞽女は身罷った。村人は、大椿の下に瞽女を埋けてこれを祀り、その辺りの木を切らずにおいたら、こんもりと森ができた。爾来、夜ここを通ると、三味線の音がした。
  (*)江戸時代、盲目の女性が三味線を弾き、全国を歩いて生業とした。

の話をしました。

また、藁科川筋は、かつては馬の一大産地であったことなどをみなさんに紹介しました。

私は、ツアーコーディネーターの仕事を承ったことが今回がはじめてで、ちょっと戸惑うこともありましたが、まずまずといったところで・・・。

「わらびこ」を辞したあと、「中勘助記念館」「見性寺」をめぐり、今回のツアーを終えました。

解散後、平野雅彦先生と欅通りのコーヒーショップで反省会。
眼下でバスケットボールを手にパフォーマンスを繰り広げる若者達を見、そろそろ大道芸も近いなぁ・・・と、移ろう時のはやさを感じました。


 ↓ 画像をクリックすると、拡大されます。



 「わらびこ」入口。温泉もある。



 盛況の市。「きらく市」の勝山さんには、水見色の歴史資料をいただき、大変助かりました。



 高山中腹にある「森の恵」。木をふんだんに使った建物が暖かい。



 「森の恵」の暖炉。いいですなぁ~。



 斑牛がいた池。
 「ホントに居たのかしら・・・」
 「居るわけないでしょう~」
 「けど、なんだか気味わるくない?」



 高山山頂(標高716m)から、伊豆半島方面を望む。
 山頂での昼食は、清沢の農産物を使った手造り弁当。とっても美味しい!!



 「やぁ~、絶景だねぇ」
 「けっこう、伊豆半島が近くに見えるね」



 山頂から下るところ。



 紫が鮮やかな木の実。



 そして、可憐な花。



 今回のツアーパンフレットなど。
 お土産に、勝山啓子さんがつくったコンニャク「勝山園」*054-279-0126)、富沢の柿代表山本茂夫さん*054-279-0634)、ほんやま茶「元祖ほんやまヨンコン茶の郷」*054-279-0768)などをいただきました。市で買ったお餅も、とっても美味しかったです!!






  


Posted by 安倍七騎 at 01:07Comments(0)催事

2008年10月21日

葵区魅力づくり事業のこと(vol.78)

静岡市では、区民の交流促進と地域の活性化を図るために、「葵区魅力づくり事業」を行っています(aoi-soumu@city.shizuoka.jp)。
これは、経年行われており、これまで、長尾川流域、井川・玉川地区、安倍川流域(梅ヶ島)で、“いいもの探しツアー”が行われてきました。

本年度は、「葵の旬いただきます! 中藁科ツアー」ということで、10月26日(日)に“秋を探しに”中藁科流域を訪れます。

この中藁科の回は、「わらびこ」で地元の方のお話をきいたあと、参加者は「お茶の手もみ体験」「柿の焼酎シブ抜き体験」「こんにゃく作り体験」「高山ハイキングコース」の4つの分科会にわかれて、地元の人々と交流を図ります。
さらに、神楽見学、中勘助資料館と見性寺の見学を行う予定です。

私は「高山ハイキングコース」に加わる予定ですが、事跡が少ないながらも、戦国武将藁科安芸守水見色砦の話など、道々したいと思っています。

このツアーは毎年盛況で、すでに80人の定員はうまっており、キャンセル待ちの方もいるそうです。

後日、この様子について、本ブログで触れたいと思います。


  


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2008年09月21日

田中泯さんの「場踊り」(vol.69)

田中泯(たなか・みん)といえば、映画「たそがれ清兵衛」で、真田広之演じる平口清兵衛の敵役として、余吾善右衛門を演じた。そして、この映画で、58歳にして日本アカデミー賞最優秀助演賞並びに新人賞と、キネマ旬報新人賞を受賞した。

「たそがれ清兵衛」では、藩から切腹を命じられたことを不服とする善右衛門と、これを「上意討ち」とすることを藩命として授かった清兵衛とが斬り合う。この殺陣も目を見張ったが、善右衛門が抱えざるをえなかった鬱積をスクリーンでみごとに醸しだし、ひときわ異彩を放っていた。

さて、泯さんのことである(――と切り出しつつも、「泯」とは「亡ぶ」の意であると、いきなり話が横道にそれた)。

9月15日、泯さんが袋井にある「楽土舎」で、「場踊り」なるものを踊った。
そのパンフレットによると、「劇場空間を離れて2年半、舞踊家・田中泯は、前衛と伝統の融合を求めるエトランジェとして『場踊り』を展開」とある。

つまり、「劇場ではなく、屋外で繰り広げられるひとり踊り」ということだ。
この日の舞台は、土の平場、小高い瓦礫場、「石ノ舞台」という5m四方ほどの台場で、舞台幅にして15m、奥行きが7~8mといったところ。そして、舞台と客席の間には、茨のごとく棘棘とした一本の鉄線がはってあり、舞台袖が森といった具合だ。

主催者「楽土舎」(http://www3.tokai.or.jp/rakudosha/)の松田さんの話によると、「どこで踊るか」というのも開演の数時間前に決まった(泯さんが決めた)――、という。

夕方の6時半。森から、泯さんが松明をかざしてそろりそろりと出てくる。全般にわたって静かな所作の踊りだが、舞いは足の指の先まで緊張が漲っており、見るものの息を詰まらせる。

先の松田さんの話によると、「雨が降らないかなぁ…」と、開演前に泯さんが呟いたそうだが、折りしも雨。雨が舞台を照らす電球を線となってかすめる。やがて、雨の線に打たれる泯さんの体から、汗が湯気となって立ち昇ってゆく。

私は、舞踊を間近で見るのは初めて。まして前衛のそれとなると、素人の私には解し得ないところもあったが、醸しだす何かがひしひしと伝わって来、鳥肌がたった。「なんだかよく解らないけど鳥肌がたっちゃう」というのが、前衛の前衛たる所以なのかもしれない。


   ↓ 画像をクリックすると、拡大されます。
      場踊りの様子は撮影禁止であったため、画像はありません。悪しからず



  「楽土舎」への入口



 「楽土舎」へのエントランス



 「楽土舎」のなかの様子



 「場踊り」の受付



 「場踊り」客席の様子



 泯さんがつくった農作物、泯さんは、山梨県北杜市白州町(旧中巨摩郡白洲町)で、有機農業を営んでいる。



 「場踊り」のあと、この場所で交流会が行われた。薪の様子がいい。



 交流会の様子 ―― その1 ――
 田中泯さんも出席予定だったが、演舞の体力消耗が激しく欠席された。残念!!
 


 交流会の様子―― 2 ――

 奇遇にもこの交流会会場に「らせん劇場」の元団員の方がいて、話が盛り上がった。
 帰りは愛野駅まで車で送っていただくというラッキーなこともあった。



  


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2008年09月02日

越後妻有大地の祭り(vol.65)

このお祭りは「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」http://www.echigo-tsumari.jp)に向けたプレイベントで、越後妻有(えちごつまり・新潟県十日町市、津南町)で、8月1日から31日にかけて行われたイベントでした。

そのコンセプトは、「真夏の里山体験、祭りと現代アート」。妻有地区の野山に展示(設置)された160を超える作品を道しるべに里山をめぐり、豊かな越後妻有の自然と人々のぬくもりに触れようといったもので、“オリエンテーリングのアート版”といった感がありました。

また、作品は露天展示だけでなく、改築した古民家を陶芸展の会場としてつかったり(1階を喫茶室、2階を陶芸の展示室)、木造公民館を改造して、郷土の発明家やその作品を紹介したものもありました。

この改造公民館の会場に到着したときは夕方5時、丁度公民館の入口に施錠していたときでした。私たちが静岡からやってきたことをいうと、「それでは」と再び錠を開けてくれ、作品の説明を懇切丁寧にしてくれました。アートにふれるだけでなく、地元の方の思いやりのある優しい心にもふれました。

また、160を超えるアートとなると、「これはどうかな?」と思うものもあります。
造りっぱなしで、管理がいきとどいていないもの――地面にすえつけた平面作品の真ん中に草が生えていた――があったり、また、景観と不釣合い(若しくは、景観を損ねかねない)ものがあったりなど・・・。作り手が「これが現代アートだ」と言い切ればそれまでだが、それではあまりにも無責任!!

このような里山にアートをとりいれたイベントは、「その土地の文化と和合する作品であること」「地元の方々のやる気と協力があってなりたつこと」「自然や来観者に対して、思いやりのあふれるものであること」ということが大事だという感想をもちました。


  ↓ 画像をクリックしてください。



 ほくほく線「まつだい駅」付近の風景。カラーボードは、田植えや代かきなどの田仕事を模っている。



 「まつだい駅」ちかくにあった橋の名前。こんなのが妙に気になります。



 きれいですなぁ~。



 樹にからめた作品。



 林のなかに現われた造形。
 これは何でしょうなぁ・・・?



 「農舞台」でのコンサート。ステージは、籐や織物でつくられた作品に囲まれていました。自然との融合を考えた場合、“素材選びの大切さ”を実感しました。



 松代(まつだい)の風景 ――その1――



 松代の風景 ――その2―― 



 松之山地区の棚田



 「新潟県森林浴の森百選」に選ばれた「美人林」。親切にも、宿泊した「グリーンハウス里美」(025-596-3492)の青年が案内してくれた。



 赤谷十二社の大欅(おおけやき)。推定樹齢1200年。坂上田村麻呂が植えたと伝えられ、この樹皮を身につけて戦に赴くと武運に恵まれるといわれている。



 母と娘の悲話をもつ「鏡が池」。



 「鏡が池」ほとりに咲く野菊。











 
  
 




  


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